SAUNA JOURNAL KYUSHU@富合サウナランド(熊本市南区富合町)

【vol.3 】富合サウナランド

演歌×サウナ=昭和ワンダーランド。

熊本市富合のロードサイドにある『富合サウナランド』。道路からはっきりと見える「サウナ」の文字と神々しく輝く太陽神の壁画に、サウナ好きならずとも「ここは何だ!?」と感じる人も多いはず。

入り口に輝く太陽神の壁画は創業当初から変わらない富合サウナランドのシンボル

この『富合サウナランド』、なんと熊本・福岡・佐賀に大型古着店『五番街』を運営する会社の創業者がつくったサウナ施設(!)。創業35年を迎えた今年にリニューアルを行った館内は清潔感たっぷり。奥様のサウナ好きが高じて作られたという館内は男女ともに楽しめるサウナパラダイスだ。

サウナ室内にはテレビはなく、ひたすら演歌・昭和歌謡が流れ続けている。時計のないサウナ室内で、常連さんは「あと1曲聴いてから出よう」と時間の目安にしているのだとか。

男性側が5人、女性側が4人ほどで入れる長方形一段のサウナ室。温度設定は男性100度、女性90度ほど。女性側でも十分熱を感じるセッティングになっている
女性側サウナ室

このご時世、何もせずただ音楽を聴くということはあまりない。他に情報の何もない室内に響く演歌は、歌詞や歌声の浸透力がものすごく高く、何だか急に日本人の侘び寂びの心が芽生えてくる。サウナ×演歌は昭和・ストロングサウナスタイルを現代に感じることのできる名采配だな~。何だかサウナハットではなく手ぬぐいを頭に巻き締めて入りたくなってくる心持ち。

取材当日もサウナ室内で流れる演歌にひたすら身を任せているうちに徐々にコブシのきいたエモーショナルな気分になっていき、水風呂に入ってもなおサウナ室から漏れ聞こえてくる愛の哀しさを説く歌声のおかげで完全に別世界に旅立ってしまった。

サウナを堪能したあとの水風呂もまた格別で、この施設で使われている水は、すべて地下水汲み上げの掛け流し。茶褐色の地下水は肌触りがよくトロトロ系のテクスチャーで、水風呂から上がったあとの爽快感が長く続いてくれる(気がする)。

奥側の広い浴槽が水風呂。冷却なしで18度~20度ほどの水温。水質からか爽快感が長く続く
女性側浴室

休憩スペースは浴場内にはないが、休憩料金込みの価格設定なので浴衣を借りて休憩室でゆったりとくつろごう。そもそもこのサウナ、600円の入湯料で何から何まで付いてくる。タオルにバスタオル、浴衣、歯ブラシ、綿棒、髭剃り。朝6時から24時までは休憩室も使い放題(24時~6時までは深夜料金として1000円追加)なので、何回でもサウナに入り放題。漫画やエンターテイメント要素はなく、シンプルに「サウナ!水風呂!休憩!寝る!堕落!」を追求できる、ある意味ストイックなサウナ施設なのだ。

平成最後のサウナ取材で出会った富合サウナランドは、令和の時代においてもなお変わらず、昭和の空気を世に示し続けてくれるに違いない。

男性側休憩室
女性側休憩室
個室には個別テレビやベッド、トイレなどが準備されており気兼ねのない滞在ができる(個室利用は男性側のみ)
サウナから出たあとに「氷水!」と頼めばビールジョッキいっぱいの氷水をサービスしてくれる

 

施設情報

施設名/富合サウナランド

住所/熊本市南区富合町田尻45-1

番号/096-358-3728

時間/24時間営業

休日/なし

駐車/あり

料金/600円

子ども300円(小学生以下)

24:00~6:00は別途深夜料金1000円

個室使用 2500円

男女ともにサウナあり

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