【6月号特集:喫茶店】愛すべき街の喫茶店。『焙炉(ホイロ)』続編

 

シティ情報くまもと6月号(5月25日発売)では、特集「喫茶店」をお送りしています。

昨年末に40年間店を構えた上通町から大江へと場所を移し営業を再開した老舗の喫茶店『焙炉(ホイロ)』。本誌でも一度取材でお世話になっているのだが(2017年10月号掲載)、マスターのご好意で再度取材させて頂けることに! 現在の状況を伺ってきました。

一番人気メニューはやはりこの特大オムライス(650円)。海鮮の旨みがぎっしりと詰まったチキンライス、薄焼きの卵、たっぷり乗ったケチャップ、そしてこのむちっとした見た目が食欲をそそるたまらない一品

 


 

忘れられないあのオムライス。
新たな場所に根を下ろした時代をまたぐ名店。

 

 多くの人々に愛されてきた老舗の喫茶店『焙炉(ホイロ)』。店の内装の老朽化に伴い移転を余儀なくされ、マスターの野田正雄さんが若い頃暮らしていたという大江に場所を移し昨年末に営業を再開した。“一人で回せるように”と店内には、カウンター席にテーブルが1卓と以前の店舗より規模を縮小したとのこと。それでも客による落書きが残ったホイロの歴史が刻まれたテーブルは健在だった。また数は減ったものの、棚には変わらず漫画がズラリと並べられていた。

 

 

ホイロといえば、特大のオムライス。この大きさにした理由を問うと「最初に用意した白山陶器の皿が大きくて、その皿に合うような見栄えのため。あとは若い人も多かったけんね」と笑うマスター。「いきあたりばったりで始めた店だけど、周りによくしてもらって助けられたから続けられた。情けは人のためならず、っていう仏の教えは勘違いしている人が多いけど、人に情けをかけると巡り巡って自分によい報いが来るということ。よくしてもらった分一生懸命返すよ」と話してくれた。そんなマスターの人柄と変わらぬ味で大江に移転してからの常連も増え、昭和に開店し平成から令和へと時代をまたいだ名店は、新たな場所にしっかりと根を下ろしていた。

 

 

 

 

(シティ情報くまもと2019年6月号本誌掲載)

焙炉

住所
熊本市中央区大江1丁目5-31
電話
096-371-1345
営業時間
12:00~15:00/16:30~OS21:00
定休日
火曜
P
あり
カード利用
不可

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