[interview]9月10日(日)まで開催中!YOKO FUCHIGAMI プチブティック

 

熊本パルコ8F特設会場にて9月10日(日)まで開催中の、「YOKO FUCHIGAMI プチブティック」。

「クリエイターズ・ファイル祭」スピンオフ企画として、世界的ファッションデザイナー「YOKO FUCHIGAMI」さんが手掛ける、日本初出店となるプチブティックです。

©クリエイターズ・ファイル

 

先日、初来熊を果たしたYOKO FUCHIGAMIさんにインタビューを敢行!

今回の熊本出店にあたり、「地元のものを取り入れたファッション。地産地消という言葉があるように、その土地に来たらその土地のものを”オシャレ”にリンクさせることを意識しています。」と話してくれたYOKO FUCHIGAMIさん。世界中を駆け回る彼女に、国内初出店となるプチブティックの見どころや熊本の魅力について聞きました。

 

—いま熊本パルコでプチブティックを開催されていますが、今後どこかでオープンされる予定はありますか? 

YOKO FUCHIGAMI:まず日本初の路面店、期間限定ですが、プチブティックということで。日本はファッションと繋がりにくいので、避けてきた部分もあるんです。本店がグリーンランドなんですよね、海外ではあっちこっちやっているんですけれど、東京が最先端とは限りません。なんならオシャレを意識しすぎているからこそ、オシャレじゃないのかもしれない。そういうのもあって、やっぱり”肥後”を選んだんですね。パリに行き、バリ。常にその行き来。(リズムに乗りながら)パリ、バリ、パリ、バリ、バリ、パリ、パリ、パリ。バリ、パリ、パリ、バリ、バリ、パリ、チリ。チリ、パリ、マリ、アフリカのね。マリ、パリ、バリ、…肥後です!パリとバリの流れに、肥後っていうのが入れやすいんですよ。なんか響きが言いやすい。まずそこが一つありまして。全国展開はしていきたいんですが、やっぱり今は肥後が一番。

—なるほど。 

YOKO FUCHIGAMI:数を増やせばオシャレっていうわけではないので。やっぱり自分の気に入る所でしか出しません。だから私、自分のポリシーで、自分の気に入る所にしか今まで路面店を出していなくて。例えば、セカンドブランドの「リバー」というブランドがあるんですが、リバーなんかはもう…川下にしか路面店を作りません。で、川上から流れてくるものだけで、服を作るんですよ。だから、ただオシャレな街に路面店を構えればいいというわけではないんですよ。理由があるんです。ちゃんと上流から流れてきているもので、服を作るブランドが「リバー」。

特に、熊本にはおしゃれに繋がるアイテムが多いなと感じました。いつもパリに行くときに上空を通るんですよ。熊本の上空を通ってくれってパイロットに言ってて。その時、やたらとオシャレに見える。街自体がファッションビルのようになっているので、(初めて見た時に)「あそこに路面店を出したいな。あそこは何て言う街だい?」ってパイロットに尋ねたら、「あそこは熊本です。」って答えがきて。たまたまそこに飛行機を降ろしてくれっていうことで。もう、すぐそこにプチブティックを建てました。無許可でね。

(意外な事実に一同爆笑)

葉巻を手に…と思いきや、熊本銘菓・風雅巻きを持って登場したYOKOさん。「風雅”葉”巻き」とのこと 

 

—YOKOさんのファンで、本(クリエイターズ・ファイルVol.1)も購入させていただいたんですけれども… 

YOKO FUCHIGAMI:(質問を遮りながら)だからかもしれないけど、ものすごくオシャレです。

ありがとうございます!光栄です。 

YOKO FUCHIGAMI:まず、パンツの色合いが絶妙で。真っ青なブルーには手を出しちゃいけないんですよ。女性は。それをご理解してらっしゃるなと感じました。

真っ青なブルーっていうのは、男子トイレのマークの色だから。その薄い水色っていうのは、一番落ち着く…ホテルのシーツの色なんですよ。それとか病院の、入院した時のカーテンの色とか。

ちょっとリラックスした感じの…? 

YOKO FUCHIGAMI:そう。そういうことなんですよ。だから、リラックスさせるアイテムを取り入れているので、だいぶ上級者だなと。

ありがとうございます(笑) 

YOKO FUCHIGAMI:…で、(質問は)何でしょう?

 (笑) 本に付属されているDVDを拝見して、新ブランド「YOKO IGIRISU jeans」の、デニムに大きくロゴを入れるなど、大胆なあしらいが熊本のオシャレな若者に刺さるなと思ったのですが、今回のブティックで特に熊本の人に観て欲しいところはどこでしょうか?

YOKO FUCHIGAMI:まずこの土地に惚れて、熊本の色んな物だとか人に惚れて、ここにブティックを出しているもので。そこを無視するわけにはいかないというか。それを利用できるからこそ、路面店を出したんですよ。だから、地元の材料というのはふんだんに使わせていただいています。色々調べていると気になったのが、不思議な食べ物があるんですね。有名なものは馬刺しだとかあるんですが、調べていくうちに「ひともじぐるぐる」という…何を考えているんだ?という名前。食べ物とはほど遠い「ひともじぐるぐる」という食べ物が出てきました。調べてみると面白くて。くるんでいるんですよね…あの、野菜ですか?

「ひともじ」という野菜です。 ※「分葱(わけぎ)」を指す。

YOKO FUCHIGAMI:野菜を野菜でくるんでいるんですよね。ネギみたいなもので。その感じをなかなか斬新に感じまして、「ひともじぐるぐる」のようなファッショナブルなものを、ファッションに取り入れられないかなと思って。セカンドブランドの「FUCHIGAMI ぐるぐる」を立ち上げました。

ブランドを立ち上げられたんですね…!

YOKO FUCHIGAMI:はい。なんか語呂がいいですね。「FUCHIGAMI ぐるぐる」という。

あと、プチブティックに行っていただくと分かりますが、食材で利用したのが、ラーメン屋さんです。地元の食材を知らないとファッションに携われないということで、下調べをするんです。衣食住が隣り合わせのように、まずはちゃんと体験するために、すぐにラーメン屋さんに行きました。その時、アシスタントの子の服にラーメンの馬油が飛んでいってしまったんですね。それが黒い斑点になってしまって、「もうこれは捨てたい」って言い出したんです。私がビンタしました。

 えっ…!?笑 

YOKO FUCHIGAMI:「今、熊本のラーメンがあなたの服にデザインしてくれたんだ。デザイナーのやっていることを無視するのか」と言って、その馬油を周りに余計足して、本当にオシャレな模様になりました。それは「こぼし」という別ブランドになったんですけど。こぼした物が逆にアートだろ、ということで。本当に不思議なもので、グラフィックのようになったんです。それがものすごく、熊本とコラボして良かったなと思います。ブティックの中では、熊本が直接オシャレにリンクしている部分ではそういうことかもしれない。ここじゃなきゃ嫌だっていう。

 

どうしたらオシャレに見えるかと悩んでいる方も多いと思います。そういう方たちにアドバイスをお願いします。

YOKO FUCHIGAMI:私がいつも言っていることで、「一番のオシャレは裸」。デザイナーが自分の母親だと思わなければダメなんですよ。お腹の中というブティックで、完全にお母さんがデザインしてくれて、産道というランウェイを通るんですよ。だからもう皆さんすでに、産道というランウェイを歩いているんですよ。出てきた段階でオシャレなんです。もう骸骨というものが人間の本来の姿。というのは、死ぬと骨になりますね?その骨に母親が皮膚という服を着せてくれたわけです。それにさらに、上に生地を重ねれば重ねるほど、あざといんですね。そもそも裸という素敵なドレスを纏っているので、余計なものはいらないんです。ただ、法に触れないレベルで生地を纏えと。それぐらいです。だから、重ね着はよくないんですね。ファッションブランドとか、ファッションビル、それからデザイナーはもう本当に真逆なことをやっている。私もそうです。やらなくていいんだもの。ただ、法に触れるからやってるだけですよ。カバーですね。カバーとして着るだけでいいんですよ、服なんて。皮膚に何かちょっとプラスするだけでいいんです。

辛子蓮根の穴なんて、自然に出来たものですから、ああいう穴をもっといっぱい使えばいいかなと思いますね。なんで辛子を挟むんだ?もっとオシャレな物を挟めばいいじゃないかと。

例えば? 

YOKO FUCHIGAMI:辛子蓮根をシルバーアクセとして、あの穴に指を入れちゃえばいいんですよ。そうすると、他にも穴がいっぱい余ってるんで、またオシャレな仲間が集まり出しますよ。余ってる穴があるなら、私も入れさせてと。そして、オシャレな人間だけが穴に指を入れだすでしょ?そうなると、全体で見るとものすごくオシャレな集団になります。あれはだいたい一つの蓮根に8~9つの穴があるじゃないですか。じゃあその8人集はオシャレですよ。だって、指の先に蓮根が付いているから。

(少し間が空いて)…ご理解いただけましたでしょうか?

 (笑) 

 

世界のYOKO FUCHIGAMIも惚れる、オシャレな街。 

YOKO FUCHIGAMI:熊本の方はファッションアイテムとのバランスがとても良くとれていますよね。熊本城なんか見てもそうですが、他のお城と比べてもダントツで色合いなんかもシックでオシャレですし。いつもパリに行くときは、必ず上空で止めてもらうんです。「ちょっと止めてください」って言って。ずっと上から見ていると、やっぱり他とは違うんですよ、熊本っていうのは。なんかこう…アクセサリーだとか、一つ一つがちょっと上品な物を纏っている方が多いとか。「ここの場所に降りてくれ」ってよく言うんですよ。降りてみると、「ここはどこだ?」「熊本だよ」っていうのが多い。この前もそうだったなというパターンがよくあります。

最後に「シティ情報くまもと」最新号を持って、ツーショット写真を撮影!くまモンがあしらわれたヘアバンドやイヤリングも、とっても素敵でした

 

パリとバリを行き来する多忙なスケジュールの中、熊本という街に真摯に向き合うYOKO FUCHIGAMIさん。熊本への溢れる愛を存分に語ってくれた、終始笑顔の絶えないインタビューとなりました。熊本会場だけで見られる貴重なアイテムの展示は必見です!

 

■イベント詳細

YOKO FUCHIGAMI プチブティック IN 熊本パルコ

・会 場:熊本パルコ 8F特設会場 熊本市中央区手取本町5-1
・期 間:~9月10日(日) 10:00~20:00 (金・土は10:00~20:30)

・入 場:無料

・内 容:

1.大好評開催中の展覧会「クリエイターズ・ファイル祭」のYOKO FUCHIGAMI展示コーナーの一部を再現!

2.YOKO FUCHIGAMIのセカンドブランドを一挙公開!

熊本ゆかりのブランドも発表!

3.YOKO FUCHIGAMIのコレクションライン衣装を展示!

4.クリエイターズ・ファイル公式 YOKO FUCHIGAMI 映像を公開!

5.初公開のYOKO FUCHIGAMIの写真を展示!

6.熊本城を背景に、YOKO FUCHIGAMIと記念写真が撮れるフォトスポットが登場!

7.YOKO FUCHIGAMI愛用のサングラスが着用できる体験コーナーが登場!

 

そのほか、展覧会記念グッズを多数販売中。

熊本限定の「YOKO FUCHIGAMI 肥後Tシャツ」をはじめ、YOKO FUCHIGAMI会場限定グッズやクリエイターズ・ファイル公式グッズを販売しています。

※内容や販売価格が変更になる場合がございます

 

また、取材後にはトークショーと握手会を開催。平日の開催にも関わらず、大盛況だったトークショーの様子を一部ご紹介します!

 

トークショー開始前から、下通アーケードの通行が困難になるほどの人だかりが!

 

熊本(肥後)開催への熱い思いを話す場面も。トークのキレもさすがです

 

ブランドのアイテムを買ってくれる人のために、体を張って洋服の塗料を飲むというYOKOさん。「服を提供する人間が、その服を一回体に入れて試さないとよくないなと。私のブランドを買ってくださる方は、我が子と同じなので、どんな物でも体に入れないと失礼ですよね。」と徹底した職人魂を見せてくれた

 

今回のインタビューでも話題に上がった馬油Tシャツは、ぜひ会場で!

 

 

 

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