売っているのはワインにあらず。その先にある幸せな気持ちや高揚感

PREMIER CRU (プルミエ クリュ)

 

常時7000本ほどが並ぶというワイン、世界中の味がそろうお菓子やスナック、チーズ、調味料、グラス、雑貨、文具、本、CD・・・。「プルミエ クリュ」の店内にいると、まるで店主・北野さんの頭の中をのぞいているような気分になる。お気に入りのものに囲まれて、北野さんは軽やかにステップでも踏むように、楽しげに店頭に立っている。

 

来年2月入荷予定のビオワインを片手にご機嫌な北野さん。ワインを飲むと「おいしいなぁ」「幸せだなぁ」と心から思うそうだ

 

ディスコに勤めたり、料理人やバーテンダーをしたことがあったり、経歴もとてもユニーク。フランスを1カ月放浪したことがあり、そこで得た知識と経験が『プルミエクリュ』に生かされているそうだ。

「自分が好きなワインというか、自分に合うワインを飲むと体が『いらっしゃい』とでも言うように胃の粘膜がパーッと開くの」と笑う。お客さんのワインを選ぶときも、好みや要望を聞きながら、まるで薬剤師がカルテを作るような気持ちになるそう。

 

店に並ぶ商品のセレクトに関して「決まりはない。その時の気分」と言いながらも「単に流行を追うんじゃなくて“北野味”“プルミエ味”になるように選ぶ。血が通った、魂のこもったものを仕入れなん」と考えている。今注目されている自然派ワインもビオだから仕入れるのではなく、飲んでおいしいと感じたものだけをチョイス。一本一本のワインに付けられた、北野さん手書きのお薦めコメントを見ると、どれほどの熱量でワインに向き合っているか、どれほど仕事を楽しんでいるかが伝わってくる。北野さんは自らの仕事を「単なる物販ではない」と言うが、確かにワインそのものを売るというより、ワインを買ったり、贈ったりしたその先にある幸せな気持ちや高揚感まで一緒にボトルに詰めてくれているかのようだ。

 

名付けて“こっそりコーナー”。店内ではワインショップとしては珍しくCD、レコードまでそろう。えりすぐりの“ワインがおいしくなる音楽”がセレクトされている

 

 

シティ情報くまもと10月号では、パンとワインという題材で北野さんにパンに合うワインの紹介や、ベーカリーのオーナーとの対談もして頂いている。詳しい内容は、ぜひ誌面でチェックしてみて。

ワインショップ Premier Cru

住所
熊本市東区西原1-22-38
電話
096-382-2622
営業時間
11:00~20:00
定休日
無休
カード利用

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