【インタビュー】7th Album『NOBODY KNOWS』/中田裕二

3月21日に新アルバム『NOBODY KNOWS』をリリースした、熊本出身の中田裕二さん。今回は、シティFMで放送中の『ロッキン・レディオ』とコラボして、4月23日に放送された模様を『シティ情報くまもと』5月号と本サイトにて、一部厳選してご紹介します!

 

Profile / ’81年熊本県出身。’00年にロックバンド「椿屋四重奏」を結成後、フロントマンおよび作詞作曲を担当し、ソングライターとしてのキャリアをスタート。枠に捉われない圧倒的な存在感と独特な世界観で人気を集めるも、惜しまれつつ’11年に解散。以降、ソロとしての活動を精力的に展開している

 

パーソナリティのアユミさんとは旧知の仲だという中田さんは、『シティ情報くまもと』の創刊号でもお世話になった『蒲池眼鏡舗』のオーナー・蒲池さんとも公私共に仲が良いのだそう。お二人の出会いは東京で開催された眼鏡の展示会のレセプションパーティーで、同じ出身・年齢ということもありすぐに意気投合。その数日後に見舞われた熊本地震の際、「地元のために何かできることはないか」との想いから、『蒲池眼鏡舗』にてチャリティライブが実現したという。

 

↑普段から眼鏡スタイルを楽しんでいるという中田さん。お気に入りは細めのフレームと言いつつ、さまざまなタイプの眼鏡をサラッとかけこなす姿はさすがのもの!

 

「『蒲池眼鏡舗』はサイズの調節がすごく丁寧で上手なんですよ」と教えてくれた中田さん。オシャレでセレクトが良い所も好きなのだとか。取材日はあいにく蒲池さんが不在だったけれど、ぜひいつかお二人の対談を待望しています!

 

「誰にも知られていない、自分が大事だと思う物を、
周りに流されずに大事にしても良いんじゃないかな。」

 

4月23日に熊本シティFMにて放送された『ロッキン・レディオ』より、中田さんとアユミさんの和やかなトークの模様を一部お届けします!

お二人の掛け合いを想像しながらお楽しみください。

ーお久しぶりです!熊本に帰って来たのは去年のライブぶり?
中田:ライブぶりですね。だから…去年の4月ぶり!(笑)あっという間でした。
ー熊本は久しぶりということなんですけれど…私と話すのももうマンネリというか。正直飽きたんじゃないかと(笑)
中田:いやいや(笑)そんなことないですよ!
ーというわけで、FM791『ロッキン・レディオ』と『シティ情報くまもと』のコラボ企画として、4月25日発売の最新号に中田裕二ページが掲載されます!もちろん…50ページくらい(笑)
中田:そんなにあるんですか!(笑)
ーその中から多分1ページくらいに絞るんですけれど。
中田:絞るね〜(笑)
ーそこに掲載されるインタビューを、ここでズバッと聴いちゃいます。これが最新号に載りますので、ファンの方はこちらもぜひご購入頂ければと。
中田:なるほど。
ー改めて、中田君とは長い付き合いになるんですけれども。
中田:長いですね〜。
ー熊本を離れてもう何年…?
中田:離れてからはもう19年くらい。
ー離れている時期の方がもう長いんですよね?
中田:そうですね、うん。
ー離れてから気づいた、熊本の良さってどんな所がありますか?
中田:やっぱり…自然がたくさんある所だよね。
ー仙台も杜の都って言ったり…
中田:仙台も自然がたくさんあります。城下町だったり、熊本と似ている所が結構あるんですよね。熊本はもう…時間がゆっくりしてますよね。全然せかせかしていないというか。
ーバスが遅れて来ても、みんな「ふ〜ん」って感じだったり(笑)
中田:そうそう(笑)みんな急かされていない感じがするんですよ、ゆったりしているというか。落ち着きますよね。
ーやっぱり東京とかに行くと、みんな慌ただしいというか。
中田:速いよ〜。みんな歩くのが速い。
ーそんな中でも、周りに流されず変わらないでしょ?
中田:そうですね(笑)
ー私から見ると、中田君は昔からのんびりしてる気がする(笑)
中田:東京では、周りの歩くスピードに追いつかないです(笑)
ー熊本色を保っているんですね。
中田:そうですね。
ーでは、熊本の良さはのんびりしていたり、自然が多かったり…
中田:そうですね。…良い人も多いですし。
ーうん、ありがとうございます(笑)
中田:はははは(笑)

 

ーじゃあ学生時代はいつまで熊本に居た?
中田:17歳まで居ましたかね。
ー学生時代によく行ったスポットとかお店は?今あるかどうかは別にして。
中田:上通や並木坂の古着屋さんとかによく行っていましたよ。お店の名前は思い出せないんですけど。
ー確かに、古着とかは並木坂が当時はメインだったかもね。
中田:あの古着屋の数って、全国的に見てもすごいんじゃないですか?
ーどういうのがいいんですか?古着と言っても、値が上がるやつとかあるじゃない。
中田:あー!あぁいうのは学生時代は買えなかったんですよ。当時、チビTっていうのが流行ってたんです。
ー私の子ども服貸そうか?(笑)
中田:ちょうどいいかもね(笑)ピチピチになる。
ーそうじゃなくて(笑)
中田:チビTはね、よく買ってたね。小さいSサイズとか。
ー今はゆったりした服が多いよね。今の中田裕二スタイルはふんわりして、緩〜いイメージの服なんだけど、学生時代まではピタピタだった?
中田:そう、ピタピタ(笑)あの当時、流行ってたんですよ!ちょっとブーツカットみたいなのとか。
ーじゃあ食べ物とかは?
中田:食べ物はね…当時はやっぱりラーメンでしょ。味千、北熊…。よく行ってましたね。
ーそっかそっか。そんな学生時代を熊本で過ごして、仙台に行ったというストーリーになりますけれども…ここで今回、新アルバムの話に行きたいと思います。タイトルの意味合いは「誰も知らない」って感じなんですかね?
中田:そうですね、「誰も知らない」です。
ーどうして今回はこの名前にしたんですか?
中田:今の世の中や時代は、皆が知っている物が正しいという感じがあって。でも、皆が良いって言っていなくて、自分が良いと思っている物ってあるじゃないですか。誰にも言えないんだけれど、自分は大事にしている気持ちや物を、今は何でもシェアする文化があると思うんです。皆の流れの中に居ないと、不安になるとか。でもそういうのにあまりプレッシャーを感じなくて良いというか、自分が「これが大事」と思えばそれをしっかり大切にしたら良いし。人間誰しも、誰にも知られていない部分ってあると思います。それを大事にしても良いんじゃないかなと。そういう意味も込められたりしています。
ーいつも思うのは、流行り曲や万人受けを意識しないというか。「俺色、中田節」じゃないけど、色々な曲があったりしますよね。中田君を好きなファンは、他のアーティストと被っていないと思うんですよね。「これに似てる」とかではなくて、世界観が好きでファンだったりする人も多いから、それを私は『NOBODY KNOWS』で想像したんですけど…。
中田:あれ…!珍しくマトモなこと言ってる!(笑)
ー(笑)色々な曲があって、ロッキン・レディオでは『ロータス』をパワープレイとして選んでみました。『傘はいらない』ももちろん好きだし、『オールウェイズ』はどこか懐かしい感じがして…
中田:そうですね。少し懐かしい、フォーキーなカントリー調で…熊本に合いそうじゃない?
ー「♪熊本〜」(口ずさみながら)そうね、アスペクタでやってるもんね。
中田:えぇ!?何を歌ったの?(笑)
ー熊本の人にしか分からない歌だったね(笑)カントリーフェスが毎年熊本であってるんだけれど、そのCMソングを口ずさんでみたりしちゃったんですけどね。
中田:あぁ〜フェスやってる!(笑)そっかそっか。
ー熊本を出たのが17〜19年前だったもんね。
中田:そうね〜、ごめん(笑)
ーいや、大丈夫。
中田:ははは(笑)
ー今回のアルバムでは、そういうカントリー調の曲もあれば、ロックもあるし…。
中田:なんでもあります!
ーあと、歌謡曲っていうイメージが強い方も多いと思います。
中田:うん。
ーCD屋さんとかのJ-POP欄や歌謡曲欄のジャンルの中で、自分はどこに位置すると思う?
中田:俺はやっぱり歌謡曲かな?
ーやっぱり、(レコード会社が)テイチクさんですもんね。
中田:ははは(笑)まぁね。
ーみなさんもぜひ、歌謡曲欄で新譜『NOBODY KNOWS』を探して頂きたいと思います。
中田:いやいや、無いよ!(笑)
ー無いかな?(笑)特に今回のアルバムで注目してほしい所とかありますか?
中田:本当に(すべての曲のジャンルが)バラバラなんですよ。そこを楽しんでほしいなと。同じ人間がここまで、一曲一曲表情が違うんだっていう所を楽しんでほしいですね。
ー作詞作曲は中田君なんですけれど、プロデューサーが曲によって違っていたり…?
中田:3人のアレンジャーに入ってもらって共作しました。

ーキリンジさんとかも演奏で参加されていますよね。
中田:そうそう。メンバーが豪華ですよ!
ーそういう方に影響されて、アルバムの色が出たっていうのも…
中田:あります!本当に、みんなで作ったアルバムですね。

ー他にも、中田さんが制作される曲は、雨をキーワードにしたものが印象に残ることが多いと。今回も『傘はいらない』とか。椿屋時代に戻ると、『紫陽花』だったりもそうだと思うんですけれど…。
中田:そうですね、雨の曲が多いですね。
ー私も、晴れの昼間っていうよりも、雨のダークなイメージ?があるなぁとは思います。雨にインスピレーションを受けて作詞作曲されることってありますか?
中田:すごくありますね。雨の時の、あのどんよりと沈んだ感じを曲にしちゃいますね。
ー雨ってテンションが下がる人もいるけれど、空気が澄んで綺麗だったりしますよね。
中田:そうね、熊本はなんか良いよね。自然の匂いとかしますし。(雨をテーマにすると)しっとりした世界観の歌ができますよね。
ーそれこそテンションを上げるために、「雨だから雨っぽい曲を聴こう!」とかっていうのもあるし。
中田:そうね。
ー雨と言えば?
中田:『はじまりはいつも雨』!
ー好きでしたもんね。
中田:はい、好きですね。

ー続いての質問です。アルバムに収録されている『ロータス』をはじめ、情景の描写が情緒的で、まるで小説を読んでいるようにそのシーンを思い浮かべることができる曲がたくさんあります。本当にどれも小説みたいで、「この漢字なんて読むと?」って聞いたりとかもね(笑)
中田:よく聞きますよね(笑)
ー難しい(笑)
中田:あなただけですよ、聞いて許されるのは(笑)
ー本当に小説みたいな歌詞になっているわけなんですけれど、歌詞を書かれる際は、ご自身の実体験をもとに作成されたり、小説や映画を題材にされることもあるんですか?
中田:そうですね。まるまる実体験みたいなことは書かないんですけれど、色々なものを断片的に持って来たりすることが最近多いですね。
ー最近ハマってるウィスキー とかコーヒーを飲みながら、小説を読んだりとか?
中田:そうそうそう。
ーそろそろ執筆活動とかも…って思ってるファンの人もいるんじゃない?
中田:あぁ…でも長文はちょっと…。ずっと歌詞を書いてきたので、長い文章は書けないですね。
ーでも、歌詞を集めただけでも作品にはなっているからね。私もアルバムの歌詞は全部読むんですけれど、本当にどれも小説みたいです。
中田:ありがとうございます。
ー「まだ漢字知らねぇな私!」って(笑)
中田:勉強してください!(笑)
ーはい、頑張りたいと思います(笑)
そんな素敵な『NOBODY KNOWS』が3月21日リリースとなっています。これを引っさげて、熊本にももちろん…
中田:来ますよ!
ーいつですか?
中田:5月13日(日)です。
ー日曜日ということで、同級生も集まりやすい!のかな?(笑)
中田:もう最近はほとんど来なくなったけどね(笑)
ーもう、厳選メンバーですね(笑)
中田:そうですね(笑)
ー温かい熊本ファミリーが見届けることになりますけれど、場所は「熊本B.9 v1」です。今回はバンド編成でライブをされるんですか?
中田:はい。バンドで来ますよ。
ーそうだ!私あと気になるのが、『シティ情報くまもと』と同じ発売日に、初のドキュメンタリーDVDを発売されるということで。
中田:うんうん。
ーファンの方は絶対、こういうの好きですよね。
中田:そうですか?
ーうん、観たい!もちろん、熊本でもカメラをガンガン回してますよね?!
中田:熊本の映像も入っています。
ー本当に!?
中田:本当に、本当に。
ーそうなんですね、すごい!ドキュメンタリーDVDのリリースは初なんだ。
中田:一年間の活動を記録していまして、なかなか映像も綺麗で良いですよ。
ー密着?
中田:密着風ですね。
ーこれが情熱大陸のリハーサルですね。
中田:そうですね(笑)

 

ーあっという間にお別れの時間が近づいてきました。前作の『It’s so easy』は震災直後の熊本のみなさん、まだまだ元の生活に戻っていない方もいらっしゃったりするんですけれど、「頑張らなきゃという気持ちをほぐしたかった」とか、「もっと気楽にしても良いですよ」といった気持ちも含まれていると、ライブやインタビューで仰っていました。熊本で過ごされた日々の経験は今も曲に反映されていたりしますか?
中田:やっぱり、生まれ育った街なので、すごく反映されていますよ。小さい時から見ている景色って頭から消えないんですよね。だからそれは歌の中にいっぱい出てきていると思います。
ー遠い東北の震災があって、自分たちも震災を体験して、より一層この『It’s so easy』が身に染みた人も多いと思うし、震災直後に色々な物資を中田さんの友達経由とかで送ってくれてたりして。その時は「あぁ〜友達って良いな〜!」って思いました!普段こんな扱いされてますけど(笑)
中田:あぁいう時こそ、人の繋がりって大事ですよね。
ーみんな中田君に支えられていますよ。
中田:いやいや、こちらこそですよ。
ー毎回ライブで熊本に来てくれると、それがまたみんなの元気に繋がったりすると思うので。今後も熊本ライブを楽しみにしていたいと思っております。
中田:もちろんです!ありがとうございます。
ー最後に熊本のみなさんにメッセージをお願いします。
中田:本当にすごく良いアルバムが出来たので、これは地元の皆さんにぜひ楽しんでもらいたいと思います。また5月のライブでお待ちしていますので、よろしくお願いします!
(『シティ情報kumamoto』2018年4月25日発売号掲載)

<RELEASE>
◉発売中
New Album
『NOBODY KNOWS』
●Imperial Records/3000円(税抜)

 

 

◉発売中
Documentary DVD
『WHEEL TRACKS』
●Imperial Records/4500円(税抜)

 

<LIVE>
◉チケット発売中
TOUR 18 “Nobody Knows”
▶︎5月13日(日) OPEN16:30 START17:00 会場/熊本B.9 V1
料金/全席指定5700円(ドリンク代別)
※3歳未満入場不可。3歳以上チケット必要。
お問い合わせ BEA 092-712-4221

 

[取材協力]
蒲池眼鏡舗FLOOR
住所|熊本市中央区上通町6-15 T-fourビル B1階
電話番号|096-273-6449
営業時間|11:00〜20:00 休|不定 P|なし カード|可
http://www.kamachi-megane.com/

Share Me

クリスマス特集
閉じる