パンに夢をのせて『うららかsun』

まじめに、きっちり。山里の週末パン屋 

吉無田水源パン工房 うららかsun 

 

パンが焼けた時の香りが好きで、パン職人を目指したという酒向司さん。結婚後、福岡から熊本へ移住し、8年前に妻の文子さんの出身地でもある御船町に『うららかsun』をオープンした。

 

 

約1年間物件を探し、近くにある吉無田水源の水を使ってパンを焼けること、そして偶然にも文子さんの祖父の実家が近所にあることがわかり、縁を感じてこの山里に根を下ろしたという。街なかの店とは違い、「週末にドライブがてら来店する人が多いから」と、平日はともに別の仕事をしながら、週末に不定期で店を開けている。 

 

 

パンを焼くのは司さんの担当。営業前日は仮眠をとり、日付が変わる頃に仕込みを始める。ダブルワークでパン工房を営むのは体力的にもハードだが「わざわざお客さんが来てくれることを思うと休めない」と司さん。文子さんも「働かせ過ぎかなぁ」と横で笑いながら「(司さんは)とてもまじめな性格で、いつもきっちりおいしいパンが出来上がってくる」とその実直な仕事ぶりに信頼を寄せている。

 

夜中から司さんが一人、黙々と25〜30種類ほどのパンを仕込む。すべてが焼きあがるのはお昼ごろ

 

宮崎から毎月必ず2度来店するお客さんもいるそうで、司さんの焼くパンは地元の人だけでなく遠くで暮らす人にとっても日常の中に溶け込んでいる。うららかな光のように優しい味のパンを、これからもここで焼き続けていく。 

 

まず食べてほしいのが生地にブロッコリーを練りこんだフォカチャ150円。塩とスパイスが効いた、クセになる味

 

わかる人にはわかる、お店の屋号はハナレグミの曲名が由来。夫婦ともに音楽好きで、今は家族で「D.W.ニコルズ」の追っかけをしている

 

(シティ情報くまもと2018年10月号本誌掲載)

吉無田水源パン工房 うららかsun

住所

上益城郡御船町田代8190 

電話番号

096-285-2052 

営業時間

9:00~17:00(売り切れ次第終了) 

定休日

週末のみ不定期で営業。営業日はfacebookで確認を 

※445号を山都町経由で行くのがおすすめ(‘18年9月現在) 

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