まちに息づく熊本銭湯~世安湯~

みなさんの住むまちに銭湯はあるでしょうか?

内風呂化が進んだ今、その姿は加速度的に減少しています。

地域の人に愛され、生活の一部として存在していた銭湯の魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたい、そんな想いを込めて、ここでは熊本のまちに息づく銭湯『世安湯』をご紹介します。

 

【熊本銭湯 世安湯】

熊本銭湯HP

 

世安湯は、’14年に暖簾を継いだ三代目の坂﨑友治さんと、奥さんの由美さんが切り盛りしている。

今年で創業88年。熊本市内で唯一、薪で風呂を焚く銭湯だ。

友治さんは、熊本地震に被災しながらも銭湯の再建を決意し、改装中のお風呂で落語イベントやオフロンピックなどを開催しながら、’17年11月に営業を再開した。

 

 

世安湯には、やむなく廃業してしまった銭湯から譲り受けたものも多い。

写真上の黄色い風呂桶、脱衣所のソファ、玄関の靴箱は、縁あって遠い岐阜の銭湯から熊本へ。

丸い籐かごと体重計は、中央区の新町にあったくすり湯、菊の湯のもの。

それぞれの銭湯で歴史を重ねてきたものたちが、ここ世安湯で活躍しているのだ。

 

 

写真左下の四角い籐かごと、籐の敷物は、台湾の方からの寄付だそう。

日本人から助けてもらった経験から、熊本地震で被災していた世安湯にと、国境を超える心のこもった贈り物。

このかごに合わせて造作した棚は、友治さんのアイディア。

実は、写真手前が女湯の脱衣所、棚を挟んで奥が男湯の脱衣所なのだが、この棚、可動式で片方の脱衣所を突き抜けて移動できるのだそう。

そうすることで脱衣所同士がひとつの空間になり、多様な使い方ができるようになるのだ。

(開店前に行った落語イベントも、そのようにして行ったのだとか。)

 

 

世安湯では、常連さん同士の会話にいつの間にか初めてのお客さんも入っているというあたたかい空気感が存在する。

それも、常連さんの優しさはもちろんのこと、友治さん・由美さんの人柄があってこそ。

そんな二人はこれからも、銭湯をよりおもしろい空間にするべく挑戦を続ける。

そんな世安湯に、ぜひ一度入りに行ってみてほしい。

昔懐かしい気持ちに包まれ、心地いい時間が過ごせるはず。

 

もっと詳しい内容は、9月25日発売のシティ情報くまもと10月号をぜひご覧下さい!

 

世安湯

住所

熊本市中央区世安町448

電話番号

096-325-8348

営業時間

16:00~22:00(最終入場21:30)

定休日

火・水曜

駐車場

あり

入浴料

大人400円/学生300円(学生証提示)/小学生150円/乳幼児 無料(大人の保護者1名以上と入浴に限る)

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