鉄板たこ焼きベリーズは熊本の宝じゃないか?<前編>

私が本格的に熊本に越して来たのは、本誌『シティ情報くまもと』が創刊された年。つまりは去年のこと。

まだまだ熊本ビギナーな中で、その視点から街を見てみると面白い発見がいくつもある。

例えば、私が「これ、すごくない!?」と思うようなコンテンツをみんな当たり前のように消費してたりする。

どの街にも独自のカルチャーがあり、外から見ると面白かったり、ヘンだったり、感動したり。

熊本の街で、間違いなくその一つとして私が感動したものが『ベリーズ』の鉄板たこ焼きだ。

飲み屋への出前はどの街にもあるもの。

それは客やキャストの小腹を満たすための存在であり、そこにそれ以上の価値をみんな求めていない。

『ベリーズ』はその「空腹を満たす」という欲求の消化以上に、その場にちょっとしたワクワク感をもたらしてくれるエンターテイナーなのだ。

夜の街に毎夜繰り出す紳士も、淑女も、嬢も、みな『ベリーズ』に求めているのは空腹を満たすことだけではなく、童心に戻るようなワクワク感を多少なりとも期待しているのだ(と勝手に思っている)。

鉄板と専用の木箱に詰められた、あの重厚な趣もまた演出に一役買っている。

とにかく私は熊本に来てからというもの『ベリーズ』が好きで、魅せられているのだ。

本誌8月号『真夏の酒場ワンダーランド』特集が決まった時の話だ。

酒場を、人生において夢や幻想を見せてくれる夢の国=ワンダーランドと考えた時、単に酒場を取材するという切り口だけではなく、様々なワンダーランドを渡り歩き、そこに感動を届けているベリーズの視点から酒場を紹介したいと思い、飛び込みで交渉をさせていただき、実際に密着取材をさせてもらえることになった。

<続く>

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