種をまく人びと(1) 【atelierミドカ】

今回の島原半島の取材にあたり、島原半島へ実際に足を運んで感じたことは、さまざまな角度から島原の魅力を発信している人が増えてきているということ。古き良き町並と新しい息吹が共存するこのエリアは、今まさにクリエイターたちが種をまいている時期なのかもしれない。

今回は、観光目線とは一味違う、クリエイティブな視点から島原半島で活躍する人びとの話をお届けします。

 

島原の優しさを、目と心で感じるアトリエ。

『atelierミドカ』

 

島原外港から車を5分ほど走らせた所に佇む一軒家。

ステンドグラスがあしらわれた木の扉を開くと、水彩の淡いイラストや動物モチーフの陶器、アクセサリーなどが並ぶ、温もりに満ちた空間が広がる。ここ『アトリエミドカ』はイラストレーターとして活躍するオーナー・林聖子さんのアトリエ兼雑貨屋として、3年前にオープンした。

 

 

 

大阪生まれ大阪育ちの林さんは、美術系の大学を卒業後、東京や福岡を経て、ご主人の地元である島原市に移住したという。

島原弁が可愛いと話す林さん。店名の「ミドカ」は島原弁で「可愛らしい」という意味を持ち、ご主人は「地元が島原の人だったら、わざわざ店名にしようとは思わないかもしれない」と言う。

移住したからこそ、その豊かな感性をもって客観的な良さを捉えられるのだろう。芸術面から島原の自然に触れる、島原の優しさが詰まった林さんのイラストの数々に心が洗われるようだ。

 

林さんがデザインを手がけた地元企業の商品パッケージは、娘さんがモデルになっている物もあるのだそう。愛に溢れた可愛い絵柄は保存必至

 

地元作家や県外作家、林さんの同級生の作品など、可愛らしい作品の数々が揃う。絵本から飛び出したような温かい世界観に、時を忘れてしまいそう

 

また、『アトリエミドカ』は稲穂が風になびく美しい田園風景を望む。高層ビルやマンションなど、遮る物が何もない自然豊かな眺望は、四季の移り変わりを五感で楽しめ、毎日見ていても飽きないという。「作品づくりにもインスピレーションを受けますね。大阪にそのまま住んでいたら、また違った作風になっていたかも」と林さん。現在では、島原半島の風景や植物の「色」がキレイな所にすっかり魅了されているのだそう。島原の風景をパッケージに描いた地元企業とのコラボ商品は、今やお土産・贈答品として幅広い世代から人気を集めている。「島原半島は若い世代の活動が活発になってきていて、まだまだ開拓の余地がある。可能性がある地域だと感じます」との林さんの言葉に、今後島原に吹く新しい風に期待が高まる。

 

Tシャツは80cm〜大人用まで幅広い製作対応が可能。名入れや誕生日・記念日に合わせて描かれる林さんのイラストは、プレゼントにもピッタリ

 

10月25日発売の『シティ情報くまもと11月号』では、ここでは紹介しきれなかった、atelierミドカに並ぶ素敵なアイテムの数々を掲載しています。ぜひ誌面でご覧ください。

atelierミドカ

住所

長崎県島原市柏野町2742-2
電話番号

0957-64-7856
営業時間

10:00〜17:00
休み

不定

カード

不可

P

あり
https://www.atelier-midoka.com/

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