コーヒーが主役じゃなくて、お客様が主役であること。

岡田珈琲 サテライト店

店長 久保田 洋平さん

 

もう熊本のコーヒー好きならご存知だろう。

今回まずはじめにおじゃましたのは、今年開催されたバリスタ日本選手権のハンドドリップ部門でチャンピオンの栄冠を見事に勝ちとった『岡田珈琲』サテライト店・店長の久保田洋平さん、28歳だ。

喫茶で働くバリスタがこの部門のトップになったのは史上初のこと。今や全国、そして世界へと活躍の場を広げていっている彼だが、まったく気取るでもなく、トロフィーや賞状もあまりにさりげなく隅の方にディスプレイしているので、言われなければまったく気付かない客もいるほど。なによりも本人曰く、受賞前と後でまったく仕事ぶりが変わっていないというから面白い。

朝は早くから常連客が入れ替わり立ち替わりやってくる『岡田珈琲』サテライト店。みなそれぞれのいつもの席に座り、何気ない朝の一杯の幸福を味わっていく。カウンターはさながらどこかの家庭の食卓のような、アットホームな雰囲気だ

 

「あくまで喫茶店ですから。ドリアも作れば、ケーキもサーブしながら、常連さんと世間話も楽しみながら、キャベツの千切りの仕入れも気にする。コーヒーを淹れることも、そんな当たり前の仕事の中の一部なんです」。

バリスタがお手本にすべき気構えと所作を身につけていると言われるバーテンダーの父を持ち、喫茶めぐりが大好きな母に育てられた少年が、いったんはバーテンダーを志すも、世界を旅する中で新たな目標に出会い喫茶店のバリスタになることはしごく当然の運命だったのかもしれない。

「あくまでコーヒーが主役じゃなくて、お客様が主役。僕はそんな喫茶文化に憧れてこの世界に入ったので、熊本の喫茶文化をもっと若い世代にも広げていきたいし、熊本の新しいコーヒー文化とも融合させていきたいです」。

 

 

チャンピオンになったことはもちろん、後述する同世代のコーヒー職人との出会いにも恵まれたこともあり、その目標はいまどんどんカタチになりつつある。昨年開催した熊本コーヒーフェスティバルもそのひとつだ。

昔ながらの喫茶文化を育ててきた街に、いま新しい喫茶とコーヒーの融合文化の種は生まれ、着実にその芽吹きのときをいまかいまかと待っているのだ。

まずはその店の看板的存在の『スペシャルブレンド』(700円、ケーキセット1000円)から。しっかりとしたコクがありながらすっきりとした味わいは老舗ならではの味わい。人気の『半熟卵のカレードリアセット』(サラダ・ドリンク付き1400円)もぜひ味わってみてほしい一品

 

https://www.okada-coffee.com

岡田珈琲 サテライト店

住所   熊本市中央区上通り1-20 2階
電話   096-356-8881
営業時間 10:00〜23:00
定休日  なし

 

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